ごあいさつGREETING
福岡県広域森林組合は、平成25年4月1日に福岡都市圏を中心とする11の森林組合が広域合併し発足しました。県下60市町村の中で29の市町の民有林を、本店・5支店・5支所の体制で管轄しています。
管内の民有林面積は約7万ha、その中で人工林面積は約4万4千haを占め、その大半が適正伐期齢以上の充実した森林資源を形成しています。
当組合は第1次中期経営計画(平成28年度~令和2年度)が終了し、期間中の生産目標であった素材生産量5万㎥について、最終年度である令和2年度が新型コロナウィルス感染症の影響を受け目標値を達成できなかったものの計画期間内で見れば目標値はほぼ達成しました。
更に第2次中期経営計画(令和3年度~令和7年度)を策定しました。第2次中期経営計画の実施に当たっては、従来の「現業職員」を完全月給制の「森林技術職員」に呼称、雇用の変更を行いました。また職員が組織の一員として「組織目的」・「貢献意欲」・「意思疎通」を更に意識するとともに、コンプライアンス体制の一層の確立に努めます。その上で期間内素材生産目標値6万㎥の達成に向けて高性能林業機械の更新、現場での安全で効率的な作業体系の確立、生産性の向上、コストの削減を図っていきます。
近年、国においては森林経営管理法が平成31年4月1日に施行され、林業の成長産業化の実現と森林資源の適正な管理の両立を図る森林経営管理制度が発足しました。令和元年度には森林環境税に拠る森林環境譲与税が創設され、令和3年4月1日には森林組合法が改正されました。これらの諸政策は、森林組合にとっては更なる事業展開を図る好機であると同時に、持続可能な開発目標(SDGs)に積極的に対応することが求められています。
当組合では管内の充実した森林資源を適正に管理するため、伐って植える循環型林業を行うとともに、主伐・間伐施業における生産性の向上により組合員の所得向上を図り、組合員に貢献し、地域に信頼される組合を目指します。
福岡県広域森林組合
代表理事組合長 村 幸一
基本理念IDEA
福岡県広域森林組合は、組合員とともに森林を守り林業の活性化、地域振興を目指すために次の基本理念を掲げます。- 第1 森林の恵みに感謝し、豊かな森林を未来に引継ぎます。
- 第2 活力に満ちた人づくりで、林業と地域の活性化に努めます。
- 第3 組合員の信頼にこたえ、組合員に貢献できる組合を目指します。
- 1 組合員の森林経営計画の樹立に努めます。
- 2 人材の育成、路網の整備及び機械化の推進を図ります。
- 3 地域材の安定供給体制を構築します。
- 4 森林資源を有効に活用し、組合の安定経営に努めます。
組織概要ORGANIZATION
令和3年8月現在
組合名 | 福岡県広域森林組合 |
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代表者名 | 代表理事組合長 村 幸一 |
設立年月日 | 平成25年4月1日 |
出資金額 | 838,071,000円(一口出資金額1,000円) |
組合員数 | 正組合員:11,088名 准組合員:183名 |
総代数 | 250名 |
役員数 | 理事:11名 監事:3名 |
職員数 | 職員:54名 森林技術職員等:22名 |
管内総面積 | 190,030ha |
管内森林面積 | 国有林:13,389ha 民有林:68,512ha 森林率:43% |
民有林の人工林面積 | 43,958ha 人工林率64% |
民有林蓄積 | 15,408,763㎥ |
各種有資格者数 |
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林業機械保有台数 |
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